今までのお話し
施設を出てから→①
高校3年生。受験生になりました。
わたしの頭の中は「こんな家、さっさと出て行ってやる!」。
県外の大学かなんかに進学すれば出て行ける!!と、猛勉強。
ふと、生みの母を思い出し、
あぁ、わたしが生まれ、短期間だけど育った地に行ってみたい・・・
という動機だけで大学を選び、受検。
高校から推薦をいただき、得意な小論文で合格しました。
やったー!これで出て行けるぞー!とウキウキしていました。
しかし・・・
父
「えー受かっちゃったのー?悪いけど、辞退してくれる?お金ないから。入学金も払えないから」
大ショック・・・を通り越し、
怒りを通り越し、呆然・・・。
言葉が出てこない。
「おめでとう」じゃないんだ・・・。
お金なんだ・・・。わたしはお金がかかる子なんだ・・・。
そして、推薦をだしてくれた先生や、受検を支えてくださった先生方の姿が浮かぶ。
悔しい。
ここで、わたしは大学を1年休学し、アルバイトをして当座の学費・生活資金を貯める決意をします。